病院ごっこ

すみれはすっかり元気になると、夕飯の後に、物心ついてからは初めて体験した今日のレントゲン撮影や先生の診察の「ごっこ遊び」を始めた。痛い肘を曲げたり上げたりでよく泣き時間もかかり、その間十分観察していたらしい。大きな写真を自分で先生に渡し、先生がそれを白いボードに並べてつけるとなぜか落ちてこないので、小声で「なんで落ちないのかな?!」と聞いてもいた。そのすべてを、大泣きしていた自分の役はハムちゃん等に見立ててママに扮させ、自分は先生と技師のお兄さんになり切って再現開始。「もう少し横向けるかな?首はそのまま、腕はこっち、そうそう上手ぅ・・・」大泣きのハムちゃんに「もう終わるから、泣かない、泣かないよ!」やってもらった通りを端からやっていく。声は当然大人のトーン。白い紙にピンクのペンでに、出来上がった骨の写真が何枚も書いてあり、それをハムちゃんが先生に渡す。早速落ちて来ないよう、ママに大きな白いボード(紙)と骨の写真を重ねて持たせる。腕を組みして指を指し「うーん、ここのあたりがねぇ。でもやっぱり〜悪くはないんだよなぁ」「この部分から悪いのがこう広がってますね」とぐりぐり写真に色を着けてみたり(これは創作)。ママにハムちゃんの全体骨図を書かせパシャっとやってはハムちゃんにそれを見せたり。あんまりにも面白かった!子供にとってはそんな災難も何もかも新鮮な体験らしい。しばらくはこのごっこ、ブームになりそう。。。